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アルケマは、特殊光硬化樹脂の世界的リーダーであるサートマーの成長を支えることを目的として、中国・南沙工場の生産能力を30%以上引き上げるプロジェクトを発表しました。この新しい生産ラインにより、特にアジアのエレクトロニクス、3D印刷、インクジェット印刷の最先端市場におけるお客様の需要を満たすことが可能になります。

アルケマは、中国広東省の南部にある南沙工場に、UV、LED、EB(電子ビーム)光硬化樹脂の生産ラインを新設することを発表しました。新生産ラインの稼働開始は、2019年初頭に予定されています。この新生産ラインでは、ターゲットを最先端のエレクトロニクス市場と(サートマーが「N3xtDimension」という商標名で最新ソリューション群を発表したばかりの)3D印刷市場とに特化した、革新的な特性を有する高機能光硬化樹脂が生産されることになります。うちエレクトロニクス市場では、この光硬化樹脂が、プリント回路基板およびスマートフォン、タブレット、テレビのスクリーンの製造・設計に使用されます。



サートマ―は、欧州、アジアおよび米国に生産拠点と研究開発施設を置いていることで、個々の開発状況に合わせた質の高い技術サポートと、応答性の高い現地物流サービスとをお客様に提供することができます。これら世界3地域のそれぞれに深く根をおろしたサートマーは、その独自のノウハウを活かして現地のお客様に寄り添い、お客様が高機能樹脂に求めるものをダイレクトに提供しています。



これらの革新的な溶媒フリーの特殊樹脂は、特に揮発性有機化合物(VOC)のガス低排出に関する世界基準に適合しており、環境に優しい製品です。こうした製品は、当グループの新しい「エコ・サステナブル(環境保全型)」材料の開発に関わる戦略を後押しするとともに、サートマ―にとっては、年10%の成長が期待されているエレクトロニクスおよび3D印刷の高付加価値ニッチ市場の勢いを活用するチャンスともなります。



このプロジェクトは、先端材料の開発スピードを上げ、それらの材料の売上高を総売上高の25%以上に引き上げるというグループの最終目標や、引き続きアジアでのプレゼンスを確固たるものにしてゆくという抱負とも一致します。

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