バリューチェーン全体の脱炭素化に向けたアルケマグループの強いコミットメントの一環として、アルケマは、グループが提供するソリューションのプロダクトカーボンフットプリント(PCF)の計算を自動化するデジタルツールCACTUS*を発表しました。
この新しいツールは、cradle-to-gate(原料調達から材料の生産まで)を対象とするPCF算出のためのキーとなるもので、原材料の採取からアルケマの生産拠点までで排出されるすべての温室効果ガスを考慮に入れています。
この計算は、国際標準化機構(ISO 14067)の要求事項および持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)の原則に基づき、TfS(Together for Sustainability)のガイドラインに従うものです。
アルケマ製品のPCFを加速させるCACTUSツールは、アルケマの売上高の50%に対してカーボンフットプリントまたは完全なライフサイクルアセスメント(LCA)を実施するという目標を2024年までに上回ることを可能にします。(2022年には41%、2021年には27%)
これを受けて、2023年9月27日に開催されたCapital Markets Dayにおいて、アルケマグループは、2030年までに売上高の90%をLCAでカバーするという新たな目標を発表しました。これは、アルケマグループの持続可能性への取り組みにおける新たなマイルストーンであり、PCFの計算能力を強化することを通じ、アルケマは、その顧客のスコープ3温室効果ガス排出量を削減し、より持続可能なソリューションを追求する顧客の目標を支援していきます。
*CACTUS:透明性のある使用と共有のためのカーボンフットプリント自動計算